後悔しないカーラッピングのコツ
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そもそもカーラッピングというものは、実際にご自分の愛車に施行されてみなければ、その仕上がりや完成度を直接見て確認することはできません。事前のシミュレーションや事例集などは、あくまでも参考にすぎないのです。
それゆえ、期待してラッピング作業を依頼したものの、いざ完成してみたら「違った…」「やらなければよかった」といった後悔を防ぐためには、予め押さえておきたいコツやポイントがあります。この機会にぜひ、知識を深めておいてください。
価格“だけ”でカーラッピング業者を比較しない
カーラッピングに限らず、サービスにかかる費用というものは、利用するかしないか、購入するかしないかを決める大きな判断材料になります。もちろん、価格が高ければそれだけ完成度も高いと期待しがちですが、カーラッピングの場合、必ずしもその方程式が当てはまるとは限りません。逆に安価だからと言って「安かろう悪かろう」であるとも言い切れないのです。
重要なポイントは、そのラッピング業者がどのような素材を使用しているか、どのような施行技術を有しているか、そしてそれらに見合った価格であるかという総合的な判断です。例えば値段が高いのに、使っているラッピングフィルムが安価なものという業者はあまりお勧めはできません。逆にエイブリィデニソンや3M™といった高品質なメーカーのフィルムを使っている業者であれば、高くてもその値段に見合っていると判断できます。
サンプルやカーラッピング業者のラッピング事例を確認しておく
カーラッピングを請け負っている業者の多くは、公式HPでサンプルのフィルム材を紹介していたり、車に施行した事例を紹介しています。また業者によっては、パンプレットなどを紙の印刷物として用意している場合もあるでしょう。もちろんそれらをチェックすることはリサーチとして有効ですが、思わぬ落とし穴があることに注意が必要です。
それはズバリ、フパソコン画面を通じたり、印刷物として見るサンプルや施工事例は、実物と比べ、色合いが違って見えるというパターンが実は多いのです。それこそ、パソコンやスマフォ画面だけを見て気に入ったものと同じものを依頼したら、イメージと違う色合いになってしまったというケースも。ラッピングのサンプルや事例は、ご自分の目で直接確認することが重要です。
純正カラーやカーボンと同じ色味・質感を再現することはできないと知っておく
近年では車用のラッピングフィルムを手掛けるメーカーも増えており、各社とも多種多彩なバリエーションを取り揃えていますので、ユーザーの好みを高いレベルで再現できる確率は高まっています。それゆえ、例えばフェラーリ―やランボルギーニ、ポルシェなどの特定モデルに採用されている純正カラーをラッピングフィルムで再現したり、レーシングマシンのようなドライカーボンの質感を表現したいというリクエストも多いとのこと。
上記の通り現在では、様々なメーカーが多彩なフィルムを手掛けていますので、それらに近いイメージのものをチョイスし施行することが可能です。しかし、純正色やカーボンの質感を100%再現することはできないというのが実情です。そもそも車用のラッピングフィルムというものは、あくまでも印刷されたフィルムであり、限りなく本物に近い出来栄えであっても、本物ではないということを予め踏まえておきましょう。
塗装の剥がれや凸凹を、ラッピングフィルムで隠すことはできないと知っておく
そもそもカーラッピングというものは、車体本来の塗装を塗り替えることなく、違ったボディカラーやグラフィックデザインを施して楽しむことができるというもの。そうした方式ゆえに、車の塗装が剥離してしまったり、凹凸が発生してしまった箇所をラッピングフィルムで隠したい、と考える方もいらっしゃることでしょう。
お気持ちは分かりますが、あまりお勧めはできません。そもそもラッピングフィルムというものは薄いフィルムが塗装面にピッタリと張り付く仕組みとなっているので、塗装の剥がれや凸凹も再現してしまうのです。場合によっては、却って目立つことになってしまうということも。塗装の剥がれや凸凹は、補修と再塗装が現実的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか? カーラッピングは車体の塗装を塗り替える必要なく楽しめるものですが、それなりに費用がかかるものであり、また質感や完成度には限界があるというものでもあります。こうした点を予め踏まえておけば、施行した後で後悔してしまうというケースは少なくなるのではないでしょうか。また、より高い施行技術を誇るカーラッピング業者に依頼することも、後悔する可能性を低減するやり方と言えるでしょう。