GLS
このサイトは 「CABANA」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
本ページ後半ではラッピングマイスター竹中聖人氏による、ラッピング工程を見ることもできます。なかなか見ることのできないラッピングの現場をご覧ください。
GLSラッピング
使用したフィルム:サテンシルバー
BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
本施工はラッピング会社"CABANA"によるものです。『CABANA(カバナ)』は、カーライフを楽しむ方のために、日々の生活に彩りを与えるブランド。お客様の趣味嗜好に合わせ、愛車をより特別なものへと生まれ変わらせます。デザイン性・フィッティング性・機能性などあらゆる面において世界トップレベルの品質を求め続け、お客様のカーライフがより良いものになるようにサービス向上に努めている企業です。
GLSラッピング施工の流れ
カーラッピング施工会社CAVANAに所属するラッピングマイスターの竹中聖人氏の施工風景を紹介。通常ラッピングは二人で行うのがセオリーだが、竹中氏は一人で二人で行うのと同じぐらいのスピードで行うことができる。息をするかのように迷いなく進めていく様は圧巻だ。
車に合わせてフィルムを当て込む
ラッピングフィルムを車体に合わせて縦横の長さを調整。長すぎたらフィルムが無駄になるし、短すぎたら一からやり直しになるため、狂いなく調整していく必要がある重要な工程。
ラッピングの位置が定まったらカッティング。カットの前にフィルムの上から車体を触り、パーツの位置の確認を怠らない。
余分な部分をカット
使用しない部分をカットしていく。迷いなくスムーズにカットできるのは長年の経験のたまものである。
タイヤの形に沿ってフィルムをカット。
しっかりと車体に合わせて幅を調整できていることが分かる。
前のタイヤ部分もカット。ここまでわずか数分で終わらせてしまっていた。
車体にフィルムを貼る
無駄な部分のカットが終わったらシールを剥がして貼り付けていく。
ちなみにCABANAで使用しているフィルムメーカーは"AVERY DENNISON(エイブリィ・デニソン)"。このフィルムは貼ったあとも位置の調整がきくという特徴がある。
施工者により好きなメーカーの好みが違うそうだが、竹中氏はこのメーカーのフィルムが一番扱いやすく貼りやすいとのこと。
フィルムを伸ばし固定していく、この作業にブレがあるとフィルムが足りなくなるといったことがあるので、上下左右と全体を見ながら細かく調整をしていく。
前面の際までしっかりと伸ばしフィルムがピンと張った状態に。
シワを伸ばし貼りムラを減らす
ラッピングフィルム表面の傷防止のために洗剤水で全体を覆っていく。
専用の道具を使用してシワを伸ばし車体にフィルムをきっちりと貼りつけていく。
凹凸のある場所はドライヤーで柔らかく
ラッピングフィルムは温めると柔らかくなる性質のため、凹凸のある部分は専用ドライヤーで熱を当てて調整していく。このドライヤーは600度近くまで上がるので、うっかり触れないように注意が必要だ。
一気に仕上げていく
この車(GLS)の場合、オーバーフェンダーになっているため、フィルム貼りが普通の車よりも難しいとのこと。竹中氏は一枚のフィルムで貼ることができるが、貼る人の技量によってはこの部分のみ別で貼る人もいるそう。仕上がりの美しさや手間を考えると、一枚で行える人ほど技量があると言えるであろう。
インタビューに冗談を交えながらもスムーズにラッピング作業を進めていく。
フィルムの裏にあったゴミを発見。このような小さなゴミでもフィルムの下から浮き上がってくるので、除去は必ず行はなくてはならない。
竹中氏いわく「プロなら誰でも気付くことができますよ、逆に気付けない人はラッピングをやめた方がいいですねw」とのこと。
1台のラッピングにつきカッターの刃は最低でも3枚は交換するとのこと(3切れではなく3枚)。細かな石が挟まっていることがあり、そこに刃が当たって欠けてしまうと、美しい仕上がりにならなってしまうからだ。
ドアノブなどパーツの取り外しは通常のラッピング会社では行わず下請けに依頼するところが多いそう。しかしCABANAでは下請けに回さず自社で取り外すことができるため、その分、施工期間の短縮とコストも抑えることができる。
完成
本ラッピングは3泊4日で完成。CABANAでは平均して3泊4日が通常。しかし車によっては2泊3日で仕上げることができるとのこと。この日数で仕上げられるのは自社で一貫施工で行える技術力があるからだ。