カーラッピングとカーマーキングは何が違う?
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カーラッピングとカーマーキングは、どちらも車の塗装なしで外観の印象を変えることができます。では、何が違うのでしょう。ラッピングは「包装する」、マーキングは「しるしをつける」という意味ですが、車の場合は?それぞれの特徴についてまとめました。
カーラッピングとカーマーキングの違い
カーラッピングとカーマーキングはどちらも塗装なしで車のデザインを変更することができます。カーラッピングは「特殊なフィルムで車のデザインを替えること」カーマーキングは「カットした文字やステッカーを指定した部分に貼ること」です。では、どちらを選べばよいのでしょう?迷っている人もいるのでは……。
注目度抜群なカーラッピング
車全体をラッピングするのがフルラッピング、ドアやルーフなど一部分のみがパーツラッピング、いろいろな図柄が印刷されたフィルムを使用しているのをデザインラッピングと呼びます。
カーラッピングは、フィルムを使用してカラーやデザインを楽しむことができるのが特徴。個人はファッション感覚で、企業は企業名や自社の商品、サービスの宣伝として利用されています。フィルムでコーティングされているため、外部からの傷を防ぐことができます。
コスパが良く手軽なカーマーキング
社名や電話番号、好みの写真やロゴが貼られたステッカーを車に貼り付けているのが、カーマーキングです。コスパが良く手軽なのが特徴。幼稚園や介護施設の送迎車として利用しているケースもあるとか。カーラッピングは車全体にデザインが変えられるので注目されることが多いですが、カーマーキングも工夫次第で目立たせることもできます。
カーマーキングの施工の流れ
カーマーキングは施工期間も短く、施工も簡単だとされています。では、どのように施工がされ完成していくのか流れを見ていきましょう。カーマーキングに使われている主なステッカーは、カッティングシートやインクジェット印刷シート、コントロールタック、マグネットシートです。
長期利用におすすめのカッティングシート
さまざまな形にカットした文字やイラストのカッティングシート(粘着剤がついた塩ビフィルムシート)を車のウィンドウに貼り付けます。カッティングシートは、粘着力が強いため長期利用向き。伸びにくいので小さく切って平面に貼り付けるといいでしょう。コストを抑えるには、カッティングシートがおすすめです。
インクジェット印刷シートで高いデザイン性
インクジェット印刷シートは、大型のインクジェットプリンターで白地や透明な大きなステッカーに印刷したもので、輪郭に合わせてカットできるのが特徴です。フルカラーで色彩のあるデザインに対応。画像や写真をカーマーキングしたいときにおすすめ!車両の大きさに合わせて利用できるため、デザインにこだわる人に向いているでしょう。
コントロールタックとは?
フィルムのコントロールタックは、ポリ塩化ビニル製。粘着面に細かな溝と小さなガラス粒子があるのが特徴。シワにもなりにくく綺麗に貼ることができるので、広範囲や貼り付けにくい場所にも対応できます。綺麗な仕上がりを期待している人に向いているのではないでしょうか。ただし、ほかのステッカーに比べてコストがかかるようです。
マグネットシートで簡単に
マグネットシートは取り付けや取り外しがラク。社名などを印刷したマグネットシートを付けるだけで、営業車として利用することができます。カーマーキングの依頼の流れは以下の通りです。
- おおまかな大きさや文字、カラーを決めて業者に申し込む
- 業者が見積りを出す
- 問題がなければデザイン作成
- シートに印刷・カット
- 下地処理をする
- 車両への貼り付け
綺麗に仕上げるには、洗浄機を使用して柔らかい紙でほこりや水滴などを取り除いてください。凹凸があるところを念入りに行うのがコツです。
カーマーキングのメリット・デメリット
カーマーキングの施工の流れから完成まで、カーマーキングに使われている主なステッカーをご紹介しました。カーマーキングのメリットは、コストパフォーマンスの高い宣伝ができる、デメリットは、施工時に傷がつく可能性があることです。メリットとデメリットについて詳しく解説します。
カーマーキングのメリット
媒体費用をかけずに制作費のみで企業名や商品、サービスをPRできるため、宣伝費を抑えることができます。特定のエリアを走る営業車にとっては、特定の地域へのアピールも期待されるでしょう。さらに効果をアップさせるには、他のメディアと連動させるためのQRコードを貼ったり、新商品やイベントごとにカーマーキングを張り替えたりするなど工夫をするのも良い方法ではないでしょうか。
カーマーキングのデメリット
カーマーキングを行う際、使用されるカッターによって車両が傷つくケースが見られます。これは作業に慣れていない人だけではなく、慣れている人でも薄く傷がついてしまうこともあるので注意しなければなりません。
塗装が薄い、再塗装している場所にカーマーキングをすると、はがすときに塗装もはがれてしまうことがあるようです。はがれやすい場所にカーマーキングをつけたい場合は、マグネットシートを使ったり、張り替えたりしないようにしましょう。
カーマーキングを貼るのは全体ではなく一部分。車に直射日光が当たり続けると、そこだけ色焼けしてしまいます。車好きな人にとっては精神的ダメージが大きいので、車を止めるときは日の当たらない場所を選ぶといいでしょう。
カーラッピングとカーマーキングは目的に合わせて選ぶ
カーラッピングとカーマーキングの違いやカーマーキングのメリットとデメリットなどをご紹介しました。どちらが良いのかまだ迷っている方は、目的を考えてみましょう。車の保護、車のイメチェン、企業の宣伝……。それぞれによって目的が異なります。
車のボディー全体を変えたいのならカーラッピング、一定の場所だけ目立たせたいのであればカーマーキング。企業であれば、派手に宣伝する場合はカーラッピング、コストを抑える場合はカーマーキングというように目的に合わせて選ぶとよいでしょう。