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カーラッピングのカレンダーとキャストについて

このサイトは 「CABANA」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。

カーラッピングは様々な色や模様が施されたフィルム材を車のボディに貼り付け、ドレスアップを楽しむものです。そうしたカーラッピングに用いられるフィルム材は、製造方法別に大別すると「カレンダー」と「キャスト」です。

それぞれどのような製造方法なのか、出来上がったフィルム材にはどのような特徴があるのかについてご紹介します。ぜひ、参考にしてください。

カーラッピングのフィルムの製造方法について

カーラッピングに用いられるフィルム材は、主に塩化ビニールの樹脂をメインとし、そこに顔料(塗料)や溶剤、添加剤などを混ぜたものが原料となります。その上で、「キャスト」という製造方法を用いるか、あるいは「カレンダー」という方法で製造するかによって、分かれます。それぞれの製造方法について、詳しく見ていきましょう。

キャスト製法とは?

粒状となっている塩化ビニールの樹脂を顔料とともに、溶剤に溶かし込んで液体状にします。液状となった原料を専用の型枠の役割を果たすローラー状の基材の上に流し込み、薄く平らな状態に成型します。ローラー状の基材を熱風乾燥機(オープン)の中に通し、溶剤のみを揮発させると、薄い膜状のフィルムが完成します。

後述するカレンダー製法のように圧力をかけて成型するという製造方法ではありませんので、完成したフィルムは、より薄く柔軟性があり、長期耐候性があるというのがキャスト製法ならではの大きなメリットです。局面となっている部位への貼り付けにも適しています。

カレンダー製法とは?

粒状となっている塩化ビニールの樹脂と顔料を用いるのはキャスト製法と同様です。一方で、キャスト製法では原料を溶剤に溶かして液状にするのに対し、カレンダー製法では可塑剤をふりかけ、餅や餡子のように軟化した個体の状態とします。そこからロール状の棒で圧力をかけ、薄く延ばしていきます。

そうした製造方法ゆえに、より低コストで大量生産に向いているというのがカレンダー製法ならではの特色です。一方で圧力をかけて成型されますので、車のボディに張り付けた後でフィルム材が縮む場合があるという点に注意が必要です。逆にキャスト製法と比べフィルム材自体がより厚みのあるものとなるため、貼り付け作業はより行いやすくなります。

まとめ

以上の通り、ひと口にカーラッピングに用いられるフィルム材といいましても、キャスト製法のものとカレンダー製法のものでは、明確な違いがあります。端的に言ってしまえば、より高品質な仕上がりを望むのであれば、キャスト製法のものが適しているといえるでしょう。

その一方で、例えば何らかのイベントの期間中限定で短期間だけラッピングを施したいといった場合には、コストパフォーマンスに優れたカレンダー製法のものを用いるというのもありでしょう。つまり、キャスト製法か、カレンダー製法かは用途次第で向き不向きがあり、どちらがいいとは一概には言い切れません。その道のプロである専門業者に、目的や予算なども含め、相談するのが賢明です。

【監修者】
ラッピングマイスター
⽵中聖⼈氏のラッピング技術
sponsored by CABANA

CABANAに所属するラッピング歴10年以上の匠。長年の経験により2人で行うのが一般的なラッピングを、一人で行う技術を習得。通常では行わない車のパーツの取り外しも自身で行えるため、無駄な日数と費用を発生させず、かつ高品質のラッピングを可能とする。高精度のカッティング技術は同業他社からも認められ、現在は現役で活動しながらも後進の教育も行う。2021年に行われた「全日本カーラッピング選手権2021」で並み居る猛者の中から準優勝の栄誉を勝ち取る。

CABANAラッピング最新事情を
⽵中聖⼈氏が動画解説

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ラッピングマイスター ⽵中 聖⼈
・ワールドラップマスタージャパン2019年で準優勝
・第一回日本カーラッピング選手権2021準優勝*1
・HEXIS GOLD CERTIFICATION*2
・3M 4スター CERTIFICATION*3
・AVERY DENNINSON認定トレーナー
sponsored by CABANA

CABANAは主に高級車へのラッピングをメインに扱い、ラッピングマイスター竹中聖人氏を筆頭に、オーナーの想いを汲みながらも、よりカッコよく、よりお洒落な仕上がりになるような提案と施工を行っているラッピング会社。

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