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ラッピングカーの洗車方法

ラッピングカーメンテナンスのポイント

ラッピング後にその品質を維持するには、施工後のラッピングフィルムのメンテナンスが欠かせない。メンテナンスを行わない、もしくは間違ったメンテナンス方法を行った場合、カーラッピングの寿命は短くなり、より早い劣化を招いてしまう。

洗車は2週間に1回は行う

日々の乗車でフィルム表面に泥や油分の付着は避けて通れない。この汚れが接触し続けてしまうと劣化の原因となる。また、汚れたままの状態で紫外線にさらされると、フィルムの劣化の進行が加速してしまう可能性がある。

ラッピングした車両を美しく維持するには、少なくとも2週間に1回定期的に洗車をする、もしくは汚れが付着した時点で洗車することを推奨する。

落ちにくい汚れはすぐに除去

鳥のフンや虫の接触、樹液やタール、ガソリンやオイルなどの汚れは落ちにくいのが特徴。これらの汚れが付着した場合はすぐに除去することを推奨致する。放置するとフィルムに大きく影響し劣化を早める原因となる。除去にはシュプリームラップケア( パワークリーナー) を使用すると良いだろう。

大気中の汚染物質や水垢も劣化の原因に

ラッピングした車両の水垢は多くのオーナーの悩みの種だ。雨降り後の水垢や大気中の汚染物質を含んだ泥汚れは、通常の洗剤では落ちないことがある。このような状況の場合は、落書き落とし剤などが有効な場合がある。ただし使用する場合は、製造メーカの使用方法に従うこと。必ずしも除去するとは限らないため、見えづらい箇所で試行し、事前確認をすることを勧める。

ラッピングした車両は手洗い洗車が推奨

ラッピングカーはフィルムで覆っている状態なので、自動洗車機の水圧やブラシにより剥がれてしまう可能性があるので、洗車は手洗いがセオリー。

  • 車両を水で洗い流し車両表面の埃を落とす。そうすることでラッピングフィルムに傷がつくのを防ぐ
  • スポンジに中性洗剤を含ませ優しく洗う。車両の上から下に向かって洗う。必要以上にゴシゴシとこすらず、フィルムに傷を付けないようにする
  • 水で水でよく洗い流す
  •  水滴の跡を残さないように、直ぐに拭きとる。拭き取りにはセーム革やマイクロファイバークロス、柔らかいタオルなどを使用するとよい

どうしても自動洗車機での洗車する場合

自動洗車機の使用はできるだけ控えたほうがよいでしょう。ブラシでフィルムが痛んだり、フィルムの端部が剥がれるリスクがある。どうしても自動洗車機を使用する場合は以下の点に注意するように。

 洗車機のワックスコースは、選択しない。

使用されているワックスに石油系溶剤が含まれていることがあり、ラッピングフィルムを傷めてしまう可能性がある。 洗車完了後は、速やかにマイクロファイバー等の布で軽くたたくように水滴を拭き取る。

パワーウォッシャー/高圧洗浄機を仕様する場合

高圧洗浄機を使用すると、フィルム端部の剥がれや浮きの原因となり、劣化等を早める可能性がある。上述のメンテナンス方法や洗車方法すべて試しても汚れが落ちなかった場合のみ高圧洗浄機を使用を考えてもよいだろう。ただし以下の項目に注意する必要がある

  • 水圧は 1200 psi(8-bar/84 kg/cm2)以下
  • 水温は 80℃以下
  • ノズルはフィルム端部から30cm以上離す
  • ノズルはフィルムに対し垂直方向に向ける
  • スプレーの角度は40度以上に設定
ラッピングのプロによる見解
ラッピングマイスター竹中氏
ラッピングマイスター竹中聖人

フィルムによって洗車する頻度が変わってきます。特にマット系のフィルムは指で触れるだけで手垢が目立ってしまう特徴があり、洗剤を用いないと取れません。気になる方は都度都度手洗いで拭きとらなくてはなりません。そのためあまり頻繁に洗車できないという方にマット系のフィルムはおすすめしていません。マットと近いサテン(半艶)ですと、手垢も落としやすい特徴があり、代わりにそれを勧める場合もあります。ブラッシュドの特徴としては水垢が目立ちにくいという特徴があるため、頻繁に洗車にいかなくても済むという特徴があります。

フィルム別推奨洗剤

グロス(塩ビフィルム)

  • AveryDennison シュプリームラップケア(クリーナー,パワークリーナー,シーラ
    ント)
  • Turtle Wax Ice
  • Aquinil Waterless Wash by Croftgate
  • Croftgate Wrap Care After Care JP
  • Whoosh Tint&Vinyl Cleaner
  • Four Star Ultimate Spray Wax Plus

マット,サテン,テクスチャ系(塩ビフィルム)

  • AveryDennison シュプリームラップケア(クリーナー,パワークリーナー,シーラ
    ント)
  • 50%イソプロピルアルコール(IPA)
  • Simple Green
  • Aquinil Waterless Wash by Croftgate (version for matte films)

マットホワイト、カーボンファイバーホワイト

  • AveryDennison シュプリームラップケア(クリーナー,パワークリーナー,シーラント)
  • 50%イソプロピルアルコール(IPA)

自然環境が与えるラッピングの影響

紫外線にさらされ続けるとラッピングの劣化を早めてしまう。そのためラッピングした車両は、できれば屋根付きの駐車場もしくは車庫での保管を勧める。カバーをかけて駐車でも問題ない。

山岳地帯での影響

標高の高い場所は、空気が薄く紫外線の遮蔽率が減少してしまうため、紫外線の影響を大きく受けてしまうため、劣化の程度も著しく増加してしまう。

市街地・工業地帯の影響

市街地や工業地帯は大気中にスモッグや汚染物質が多く含まれている。車両の水平部分は化学物質が付着しやすいため耐候年数に特に影響が出てしまう。

溶剤・洗剤を使用する際の注意点

溶剤、洗剤などは、ラッピングフィルムだけでなく塗装にも影響を与えることがあるため、汚れの除去した後水で洗い流し洗剤を残さないように気を付ける必要がある。また研磨剤の入っていない洗剤を使用しないと、フィルムを傷つけてしまう。

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ラッピングマイスター
⽵中聖⼈氏のラッピング技術

CABANAに所属するラッピング歴10年以上の匠。長年の経験により2人で行うのが一般的なラッピングを、一人で行う技術を習得。通常では行わない車のパーツの取り外しも自身で行えるため、無駄な日数と費用を発生させず、かつ高品質のラッピングを可能とする。高精度のカッティング技術は同業他社からも認められ、現在は現役で活動しながらも後進の教育も行う。2021年に行われた「全日本カーラッピング選手権2021」で並み居る猛者の中から準優勝の栄誉を勝ち取る。

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ラッピングマイスター ⽵中 聖⼈
・ワールドラップマスタージャパン2019年で準優勝
・第一回日本カーラッピング選手権2021準優勝*1
・HEXIS GOLD CERTIFICATION*2
・3M 4スター CERTIFICATION*3
・AVERY DENNINSON認定トレーナー
*1参照元:一般社団法人 日本カーラッピング協会Facebook
(https://www.facebook.com/JAPANCARWRAPPINGASSOCIATION/photos/a.939972902819389/2169599376523396/)
取材協⼒ CABANA

CABANAは主に高級車へのラッピングをメインに扱い、ラッピングマイスター竹中聖人氏を筆頭に、オーナーの想いを汲みながらも、よりカッコよく、よりお洒落な仕上がりになるような提案と施工を行っているラッピング会社。

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